4 漣の宝石とエメラルドの瞳

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リントは今までに見た事がないくらい目をきらきらさせていた 「飛ばすから、ちょっと待ってね」 私は二人の肩を軽く叩き、両手を上へ上げた すると二人はふわりと宙に浮いた 「すごいすごい!ホントに浮いた!」 「ミリア、ホントに浮いたわ!凄い!」 二人を浮かせたのは初めてだった 特に浮かばせなかった理由は無いが… 私も浮いて、西の方へ動き始めた 村の上を通っていくと、私たちを人々が見ている気がしたが気にしない 私が仕事している時はいつもこんな感じだし、みんな解ってくれている カンナとリントは空中から見る景色が珍しいのか、色々な方向をみて、とても楽しそうだ
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