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しばらく進むと慣れない匂いがした
きっと潮風の匂いなのだろう
慣れないだけで、嫌いでは無い
ひらけた場所におりると1人の少年がいた
「すみません。あんさん方、どなたですか?」
少し警戒しているようにも見える
先に声を出したのはカンナだった
「この集落のユーリナさんの友達です。私はお話を
したくて来ました。今回はここのラウム族のミリ
アの能力で空から来ましたが…」
そこまで話すと少年はくるりと集落の方へ向いた
「案内します」
少年はさくさくと進み始めた
私たちは急いで彼について行った
歩いていくとだんだん家が見えてきた
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