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まだ木々があるが、街並みが見えるようになってきた
その時、木のカゲに黄色と緑のものが見えた
もしかして…私の嫌な感はきっと当たっている
今見過ごす訳にはいかない
「すみません。少しあちらを見たいのですが…」
少年はちらりと私を見るとすぐに集落の方へ視点を戻した
「迷子にならないでくださいね。この道を進めば集
落はすぐなので」
あぁ…怒られなくてよかった
私は黄色と緑のものが見えた所へ進む
そのものは動かない
いや、私を誘導している
そこにいるのは黄色と緑色の髪、エメラルド色の瞳の男だ
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