4 漣の宝石とエメラルドの瞳

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まだ木々があるが、街並みが見えるようになってきた その時、木のカゲに黄色と緑のものが見えた もしかして…私の嫌な感はきっと当たっている 今見過ごす訳にはいかない 「すみません。少しあちらを見たいのですが…」 少年はちらりと私を見るとすぐに集落の方へ視点を戻した 「迷子にならないでくださいね。この道を進めば集 落はすぐなので」 あぁ…怒られなくてよかった 私は黄色と緑のものが見えた所へ進む そのものは動かない いや、私を誘導している そこにいるのは黄色と緑色の髪、エメラルド色の瞳の男だ
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