それはまるで観覧車のように。

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それはまるで観覧車のように。

何で……何で優斗が!?優斗、私以外の女とも付き合っていたの!? 否、憎むのは彼ではない。彼女だ。彼を殺した、秋奈だ。 「ちょ、菜々花、どうしたの!?」 私は、友人を無視してスタッフに近づく。 「あの、公ノ場処刑法って今からでも……。」 暫くして、悲鳴が聞こえた。 「ちょ……降ろして!」 スタッフは、搭乗口で観覧車から降りてきた秋奈のガスマスクとガスボンベを奪い、観覧車の中へと押し込んだ。ドアがバダン、と閉まる。ざまぁ。 そして、観覧車は優斗と秋奈を連れて、2週目に入った。
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