楽しさ続くよ、何処までも?

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楽しさ続くよ、何処までも?

それからも、俺たちは色々な乗り物を楽しんだ。 コーヒーカップ。 「回れまわれ〜!」 「ちょっ、縁種、回し過ぎだ……っ!なぁ、加減って言葉知っているか!?」 「ナニソレ、美味しいの!?」 「……。」 ジェットコースター。 「あ゛ぁぁあ゛あ゛!!!!」 「風が気持ちいい〜……って優斗君、優斗君?!」 お化け屋敷……否、あれは楽しい、に入らないな。論外。 「南無阿弥陀仏……ぅえーとあと何言えばいいかな、悪霊退散、えー、……ってい゛ゃ゛ァァァァァ!!!!!」 「すごい、オバケさんだ!名前は?マイネームイズ、ヘタ!」 ゴーカート(可愛らしいやつではない。エンジンとか付いているし、ブレーキもアクセルもある)。 「ちょ、運転荒れ過ぎ……ってガードレール用のタイヤにぶつかっていくなぁァァ!」 「ありゃ〜衝突事故だ!」 他にも色々……って、俺、悲鳴の量半端じゃないな……。色々な人からジロジロ見られていたし。縁種からは「優斗君の疲れている写真、SNSに投稿!」とか言われるし。悲報:俺、世界中にだらしない写真を公開処刑される。 まぁ、縁種がエンジョイしているならヨシ! ……。 けど、気になっていることがある。 「次、観覧車乗らねーか?」 って誘ったら、縁種は青ざめて、 「え……後にしない?ほ、ほら。食事だって好きなものやデザートは後に残しておくでしょ?」 と言った。俺は、 「いや、今から乗ろうぜ、サンセットランド1番の名物だろ?それに俺、好きなものを食べるのは最初派だし。」 と返答した。すると、彼女は 「そっか……そうだね!ちょっと待ってて、トイレだけ行ってくる!」 と、何事もなかったかのようにお手洗いへ向かっていった。ニコニコとして、変わりない。彼女はいつも通りの、草間縁種だった。 何でだろう。モヤモヤとした、この何かが晴れないのは。頑張って払おうとしても何故か霧は濃くなっていった。
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