第三章
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第三章
ある晩、目を開けてしまった。 襲ってくる父さんの肩越しに、ドアの影に隠れてこちらをジッと見ている母さんと目が合った。 心の底から凍りつくような嫉妬の目だった。 母さんの私への虐めが始まった。 家族の為に作った料理が捨てられていたり、母さんへの誕生日プレゼントが燃やされていたり、二階の階段から突き落とされた事もあった。 父さんは見て見ぬふりで、助けてはくれなかった。
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