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「...委員長、声のトーンを抑えて。」
「すまない！では改めて説明だが今回の『校内恋愛の解禁』とは校則第51項にある」
ｷｰﾝ､ｺｰﾝ､ｶｰﾝ､ｺｰﾝ…
「はいそこまで。じゃあ今日はここまでで。若葉君はさっき言ったまとめを今週末までに私に一度見せてね。」
「ちょっと待て！話がまだ」
「あんたが開幕に余計な話で時間を使ったからでしょうが。大体内容は無駄に何回も説明してもらっているからもう大丈夫よ。」
「しかし...」
「いいから、さっきの髪型のチェックの件確認しに行くんでしょ。さっさと行ってきなさい。片付けはやっておくから。」
「...わかったよ。よろしく頼む」
ｶﾞﾗﾗﾗ...ﾋﾟｼｬｯ...
「全くもう。」
「…すいません、桜井副委員長。ほんとにあの案でいいんでしょうか。」
「…まあいいんじゃない。目的はしっかりしているし、先生側への根回しもしっかり済んでいるみたいだしね。」
「いえ、運営や大儀的な意味ではなくて…多分、というかたまに漏れてる本音を聞く限り猪突委員長の狙いって…」
「…まあ、始まったら気づくでしょ。みんなには申し訳ないけど、もう少しだけ付き合ってあげて頂戴。」
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