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おっと…知らない所だ。
朝起きるとそこは知らない天井、知らないベッド、知らない人…
「ひ、柊?!」
しまったやってしまった。
まさか酔い潰れて後輩にお世話になったのか…
て、あれ?
服、着てない?
え、まてよまてよ。全然思い出せない。
でも、柊は服を着ている。
これは私がゲロったのか。そういうことか。
あぁ良かった〜。いや、良くないけど。
「あ、先輩おはようございます。」
「へ!あ!ごめん柊!私ゲロった?」
柊は少し目を見開いてクスクスと笑った。
「いや、そうじゃないですけど…覚えてませんか?笑」
え、違う?ってことは…何?
「あ、ごめん。ほんとに覚えてない。」
「ふふ、そうですか。まぁ、可愛かったっすよ。」
「え?!待って、変なことしてないよね?」
「さぁ?ご自分で思い出してみて下さい。」
柊は不穏な笑みを浮かべた。
その笑みに、少し身体が熱くなったのはまだ酔いから冷めてないからだろうか。
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