生徒×生徒

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生徒×生徒

同級生のことを、変な目で見てしまうのは自分だけだろうか。 しかも、同性の子を。 自分は比較的チビであることは自覚している。 ただ、自分がつい変な目で見てしまうあの子は更に小さい。 あの上目遣いがほんとに可愛い。 そして、小さいんだけど何かとスタイルが良いのだ。 まぁ、詳しくは言わないでおこう。 ただ、水泳の授業後の着替えで一緒になった時のことは忘れられない。 ー授業後ー それは更衣室で着替えていた時だった。 自分は着替えるのが鬼速いので大抵みんなを待っている。 今日は次が給食だからかみんな急いでいて、 仲のいい4人組が残った。 「うわっ、やばいやばい!みんな早くね?」 「それな!りつは着替えるの早いよねー」 「まぁ、早着替え得意だし。」 みんなが遅いんだけどね。 「やばい、下着着れない笑」 中3にしては珍しく、ブラジャーを着ているあの子が、慌てていたからかホックを止められなかったのである。 あの後ろ姿はなんとも…うん。 言葉は悪いけど、なんかエロかった。 「うちらそんなの着たことないからね、つけ方わかんなーい。」 と他の2人は着替えながら、言う。 じゃ、自分がすっかと勝手に体が動いていた。 「そうじゃん、りつにしてもらいなよー。」 だが、ホックを手にかけた所で急に戸惑う。 「えっ、これ、どうすればいいの?」 「あ〜スカートと同じ感じ、ヒュって。」 「あ、こ、こう?」 手が震えて中々入らなかったが何とかできた。 「お、そうそうー。ありがと。」 あれ以来、自分はあの子を意識してしまうのだ。
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