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だが、自分の中の理性よ、よく聞け。
あの子には彼氏がいる。
たとえ同性であっても自分がどうしようとそれは浮気という行為になってしまう。
うん、これならば変な気にはならないはず…だった。
しばらくして、あの子が別れたという噂が回ってきたのである。
あの子と近づく度に、心臓が絞られるようになることを抑えることができなかった。
これが胸の高鳴りだということを初めて実感した。
まぁ、だとしても何かしようとする勇気は自分にはなかった。
何か少女漫画で起きるようなハプニングでもなければ…
そう、なければ。
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