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「よし! それじゃ
俺の 背中から 1メートル離れて
着いてくること
俺が 立ち止まって
他の会員たちの
トレーニングを 見ている間
ケセラちゃんは
足を肩幅に開き
足先を真正面に向けて 立つ
やってごらん!
そう そんな感じ そして
足の中指と 踵に均等に力を入れる
できるかな? 」
「中指 が どこか 意識できません」
「正直で よろしい
シューズを脱いで
中指を触ってごらん!
その感覚を 記憶して
中指に力を入れて
中指が体の真正面を指さすように立つ
それだけ 意識できればいい
さあ どうかな?」
「なんとなく 意識できそう」
「よし いいぞ!
その立ち方で
俺の話す言葉を しっかり聞き
俺が 会員の動作を 褒めたら
ケセラちゃん は 拍手して
めちゃくちゃカッコよかったです〜
もう一回 見たいな!
と 気持ちを込めて言うんだ
俺が 褒めた時だけだよ
俺が 渋い顔 してたら
黙って ニコニコしてるだけでいい」
「はい わかりました
レイ先生の言う通りにします 」
ケセラちゃん が 1日で
ジムを辞めてしまわないよう
俺が 彼女を見失わないよう
ふにゃら~ を 改善させる
基本的な 立ち姿勢を 教え
やれそうなことから 始めた
ケセラちゃんは 忠実に
俺の言う通り 頑張っていた
他の会員たちは
「ちょ〜 カッコよかったぁ」
「もう一回 見たいですぅ〜」
という ケセラちゃんの言葉に
気を良くして
2回でも3回でも
トレーニングを 繰り返した
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