要の恋人

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とりあえず、出るべきなのか…? きりっとした切れ長の美人は何かに怒っている。このマンションの住人か?何かしたっけか?つばめは困惑しながらインターホンのモニターを見つめていると何も答えないつばめに苛立ったのか、「あの!」とその美人から口を開いた。 「そちらに西野院要いますよね?!」 え…?要?要がどうかしたのか?そしてなぜここにいると思ってやってきたんだ? 「会わせてください。話があるんで!出してくれなきゃ警察呼びますよ!」 え、ええ?!なんかよく分からないけど警察と言うワードを聞いて、いてもたってもいられなくなり、つばめは相手が誰かも確認せずに玄関を慌てて開けたのだった。
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