ココア

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ココア

意外と、昼休みと言っても、時間がないものだ。 ここは私立の高校で、なぜかしら国語の先生が少なく、その先生方は職員室やら視聴覚準備室などで過ごしているので、この国語科準備室は俺が使って良いよとのことだった。 とてもありがたいことだ。などと思いながら、仕事を進める。そろそろお腹が空いたな コンコンコンッ ん?誰か来た。 「はい、どうぞ。」 そっと男子生徒がドアを開けた。って、目黒さん!? 「し、失礼します。」 「おや?目黒さんじゃないですか。どうしました?」 なんだか、言いにくそうな顔をしている。もしや、なにかやっちゃった?
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