9人が本棚に入れています
本棚に追加
「せ、先生…先生は、昼ごはんって、ここで食べてるんですか…?」
ん?んん?ど、どうしたんだ…!?
「ええ、まあ。」
「あの……い、一緒に食べても…良いですか…?」
えええええ!? なんだ、そういうことか…!
そんなの良いに決まってる!!嬉しいな。嫌われてなかったんだ。
「はい、もちろんです!」
目黒さんは、ほっとしたように、肩を撫で下ろした。そんな緊張しなくても、断らないのにな。
でも、仲の良いお友達がいたはず…仲間外れとかではないよね…?
いやいや、一人で食べている俺を憐れんで、善意で来てくれたのだろう!感謝しなければいけない…!
「どうぞ」
俺の向かいに座ってもらった。うーん…ここで、問題が発生した…俺のお昼ごはんは、コンビニのおにぎりなのだ。
この間、食の講演会があって、みんなの前で一汁三菜とかなんとか言ってしまったが、自分ときたら、生徒に示しがつかない…
最初のコメントを投稿しよう!