地獄のシャトルラン

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あーっ…きっつ…!! 今、ちょうど50。最近体力が低下したのをかんじる。でも、ここでやめるわけにはいかないんだ!! 「みんなー!頑張ってー!!」 よみせんの声だ!!よし!まだまだー! ド  レ  ミ  ファ  ソ  ラ  … 100いったぞ…そろそろ止めよう… オレは喉が引っ付く感じと、全身を覆う熱気で、とにかく早く水を飲みたかった。 息を切らしながら、水筒を置いている体育館の隅へ向かっていると、 「お疲れ様です」 と、よみせんの声が聞こえた。 ふっと振り向くと、オレの水筒とタオルを持ったよみせんが立っていた。 あれ?なんでオレのって分かったんだ? 「これ、教室に忘れてましたよ?」 そう言うと、それらをオレに渡してくれた。 体育館に置いた気がしたけど…ん? 「小林さんが教えてくれたんですよ。目黒さんの荷物が教室にあったから、先生取ってきてやって下さいって。」 あ、だから途中先生体育館出ていったのか!
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