懐かしのシャトルラン

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懐かしのシャトルラン

 今日の3限目は、3組の体育で、シャトルランがあるらしい。俺はそもそも運動全般が大の苦手で、来週シャトルランなんて聞いたときにはわざと骨折でもしてやろうかと考えたものだった。まあ、そんな勇気もなかったのだが。 でも、今となっては思い出だ!我が生徒達よ、頑張れ!! そんなことを考えていると、 「代美原先生、おはようございます!」 と、体育教師の瀬戸内先生が元気に挨拶をしてきた。 「おはようございます。そういえば、今日はうちのクラス、シャトルランだそうじゃないですか。」 そう言うと、瀬戸内先生はニコニコと首を縦に振って、何かひらめいたような顔をした。 「代美原先生、確か、木曜日の3限目って、コマ空いてますよね?」 「え?まあ…はい」 ん?それがなにか…? 俺がきょとんとした顔をしていると、 「よろしければ、クラスの子達を応援しに来られてはいかがでしょう!!きっと、代美原先生が来てくだされば、みんな頑張れると思うんですよ!!」 えっ?いいの!? 「本当ですか!?是非とも行かせていただきます!」
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