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小林
「あのさ、小林、お前シャトルランのとき何かやったろ?オレ水筒ちゃんと持っていったはずだゼ?」
問い詰めるように言うと、小林は、
「バレたか~、へへっ」
と、ペロッと舌を出して、なんとも腹の立つ顔をした。
かと思うと、次はニヤニヤして腕を組んだ。
「お前さ、分かりやすすぎるんだよ。よみせんのこと見すぎな?」
ええ!?う、嘘!?まさか、オレがよみせんのこと好きって、こいつにバレてたのか!?
オレが言葉に詰まっていると、
「そんで、シャトルランが終わった後こっそりお前の水筒とタオルを持ち出して、教室に置いたってわけよ!」
まったく、余計なことをしてくれるもんだな。状況が理解出来ずによみせんの前でキョドってしまったじゃないか。
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