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まえがきと登場人物紹介
女装バー「めぎつね」と
ショーパブ「ルーチェ」にようこそ。
この短編集は、『夜は異世界に舞う』の
カップルを登場させた
Twitterでのワンライ(お題に沿った話を
1時間で仕上げる企画)で
つくったものの詰め合わせです。
2000字ほどの小話が多いので、
さくっとお楽しみいただければと思います。
もしかすると、もう少し長い書き下ろしも
そのうち出てくるかもしれません。
主人公たちと、よく登場しそうな人たちを
紹介します。
はじめましてのかたにも、
おひさしぶりのかたにも
楽しんで頂けますように。
福原晴也
(株)汐野商事総務課で地味に働く平社員。夜は女装バー「めぎつね」で、売れっ子ホステス(源氏名ハル)として勤める。実家は千葉県佐倉市、3人きょうだいの真ん中。観劇オタクの妹の明里と仲が良い。隠れ総愛されの美人だが、自分をコミュ障だと考えていて、自己評価はかなり低め。晶と出会うまでは、ノンケで童貞だった。
吉岡晶
(有)ウィルウィンの営業担当。夜はショーパブ「ルーチェ」で、ストリップダンサーとして踊る(芸名ショウ)。かつてウェストエンドの舞台で踊っていたが、怪我のため一時芸能活動を止めていた。茨城県取手市の実家はバレエ教室で、姉の鞠はバレリーナ。根明だが残念な言動多め。営業先の汐野商事とルーチェの両方で出会った晴也に運命を感じ、猛アタックした。
樫原美智生
「めぎつね」の実質サブママ、晴也の同僚(源氏名ミチル)。女装の美しさに定評がある、筋肉好きのゲイ(ネコ)。優弥のガチンコファンで、長く片想い中。昼の仕事はどうも、大きな金融機関の融資担当で役職付きらしい。
篠原優弥
「ルーチェ」で水・金曜にショーの枠を持つダンスユニット「ドルフィン・ファイブ」のリーダー(芸名ユウヤ)。ブロードウェイの舞台の経験があるダンサーで、昼間は専門学校やダンス教室で講師をしている。ゲイにモテるが、本人はノンケ。
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