遺書

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遺書

僕は何の為に生まれたのだろうと日に日に生きているのが辛くなり死ぬ事にしました。 心の何処かで自分の無能さや出来損ないなど、何者にもなれない自分が嫌で嫌で仕方がありません。 お母さん、お父さんごめんなさい。親不孝のバカ息子をお許し下さい。親孝行出来なくて本当にごめんなさい。 最後にせめてもの罪滅ぼしです。自分が生きていた時の日記です。 心の中に思った事や日々の日記です。パソコンに入っています。パスワードは〇〇〇〇です。 と締め括ってペンを置いた。 書き終えた時には夜の11時を回っていた。 それからお風呂の湯を溜め始めた、その間に延長コードを持って来て近くのコンセントにプラグを差した。 溜め終わったら頭から水を浴びた。その後、延長コードを上に持ちながら湯船に入り、死のタイミングを図る。 手汗が滲んだ感覚があり、湯船につける時に一挙一動の動きが鮮明で延長コードを湯船に入れた時、 光と火花がスローモーションのように目にとれる事ができ全身に言いようない痛みなのか驚いているのか衝撃が流れた。 パチっと大きな音と共に目の前が暗くなった。
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