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社長の挨拶が終わりそれぞれが部署に戻って行く。
「坂上さん、こっちよ」
飼育課の課長は小柳ルミである。当年とって51歳、女盛りの独身である。
「坂上です、動物は好きですけどその生態はまったく知りません。宜しくお願いします」
坂上が深く一礼した。
「誰だって初めは初心者よ。動物はね、やさしく接してあげると通じるのよ。野球部は午前だけだから今日は私が飼育課の仕事を案内しましょう。先ずは着替えないとね、更衣室から案内しましょう」
ルミは坂上を連れて更衣室に行く。
「これとこれを着て、足のサイズは幾つ?」
「26です」
「それじゃこの長靴を履いて」
ルミは青い繋ぎ服を差し出した。
「ここで着替えるんですか?」
ルミが見ているので気になった。
「そうよ、間違っていたら困るでしょ」
坂上はルミに背を向けて着ている服を脱ぎ始めた。
「パンツも脱ぐのよ」
「パンツもですか?」
「そおよう、牛の乳で染みちゃうでしょ。私も穿いてないのよ、ほら」
ルミは股間の筋目に沿って指を当てた。ぱっくりと開いた筋目が透けて見えた。ルミは坂上を挑発している。しかし坂上は女だけでは反応しない。ルミの筋目をちらっと見てやり過ごした。ブリーフを下げると膝上ぐらいまでモノがぶら下がっている。それが後ろから見ると太腿の間によく見える。ルミは目を丸くした。まさかと思い坂上の前に出た。
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