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「いただきます」
キャッチがそれを舐めだした。
「退場」
アンパイヤがキャッチに退場を命じた。
『これは田淵さん、どう言うことでしょうか?』
『筋ナメナメの蜜ダラダラで玉グジュグジュしてからの竿バキバキでしたからね。これじゃさすがに退場も仕方ないでしょう』
『青田さんはいかがでしょうか?』
『沙羅双樹の筋の色、盛者必衰の理をあらわす。この試合分からなくなりましたよ』
そして両チーム無得点のまま9回の攻防を残すのみとなった。ボンバーズはクリーンアップである。弥生の股間に埋まるバイブレターは回を重ねるごとに太くしている。蜜は垂れてフェロモンを発するが自分でも感じてしまい腰の切れが悪くなってきた。
「弥生、だいじょぶあるか?」
キャッチの黄がマウンドに寄った。
「あううん、だ、大丈夫よ。この三人打ち取って、ああ、うううん、裏の攻撃で一点を捥ぎ取りましょう、おおっううっあああん」
「タイムしてバイブを取り替えるあるよ、もう少し細いでもだいじょぶあるよ」
「駄目よ、おおううっううん。あたしの蜜の匂いが、ああっううええん、敵のベンチにそよいでいるでしょ」
ボンバーズのベンチは弥生の姿態からのフェロモンでメロメロになっていた。中にはユニフォームの上からしごいている選手もいる。
『さあ、最終回の攻防となりました。先行のボンバーズ、得点を挙げることが出来るでしょうか。弥生投手、振りかぶった、蜜を飛ばした、フェロモンが風になびく、ああ、どうしたんでしょう、投げずに股間に手を当ててしまった。ボーク、アンパイヤがボークを宣言しました。先頭バッターが塁に出ました。さあ、続く4番は昨年のホームラン王です。それにしても弥生投手どうしたんでしょうか田淵さん、股間を押さえ込むようにふらふらと前のめりになりましたが』
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