助監督はBL

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『載せました、バットの上にボールを乗せて走りました』 『染の助、染太郎も顔負けですね』 『いつもより長く乗せているんじゃありませんか』  一ノ瀬は一塁を掛け抜けた。その間にサードランナーがホームイン。ボンバーズが一点を返した。 『監督が出て来ました。代打です、代打は植木と同期の坂上ですね。ワンアウト1,3塁、一打逆転サヨナラの大ピンチです。今大会ナンバーワンの呼び声が高い花形投手最大のピンチ。田淵さん、坂上選手は高校大学実業団とあまり成績を残していませんが代打はどういうことでしょうか?』 『ファーマーズに移籍する前ですが坂上選手がさよならスクイズを決めたことがありますね。もしかしたらそれに賭けているんじゃないでしょうか。真っ向勝負では到底打ち倒すことは出来ませんからね』 『でもスクイズもリスクが高いですね、ゲッツー喰らうかもしれませんよ青田さん?』 『しかし南選手の筋は見事ですね』 『青田さん、駄目だこりゃ』  坂上がブルペンを出た。モノは真上に聳え立っている。根元で握り素振りをしている。 「坂上、今夜愛し合おうぜ。お前のモノを受け止めてやる」  植木が坂上に声を掛けた。 「ありがとう、ほら増々固くなったよ」 「どれ」  植木がモノの先を擦った。 「ああっ」 「我慢しろ、勝ってからだ」  坂上がバッターボックスに入った。  
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