凛ちゃんと葵くん

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「凛ちゃんどうしたの? お腹痛いの?」  葵くんが凛ちゃんに声をかけました。 「忘れた……」  凛ちゃんは色鉛筆を忘れてしまい、机に突っ伏しました。 「そんなこと気にすることないよ」  葵くんは笑いながら言いました。 「わたしは葵くんとは違う!」  凛ちゃんは泣き出してしまいました。  凛ちゃんは初めて忘れものをしたことが、とてもショックでした。 「はい、どうぞ」  葵くんが自分の色鉛筆を凛ちゃんの机に置きました。
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