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WNI大阪の地でいつもの、恒例の騒ぎが今そこで起こっていた。
「あぅあーーーーーぁお姉ちゃああぁん!!!」
「おらおらおらおらー!!」
チイチイ弟が不良達にいじめられていた。
周囲は素通りするばかりで誰も助けようとしなかった。
中にはクスクス笑う者も。
「チイチイ弟がまたいじめられてるー♪」
「可哀想だけどいい気味ー♪」
可哀想と言っても見てて楽しそうにしか見えない。
そんな所に一人の正義感溢れる若者が現れた。
「そこの不良達!弱い者いじめはやめなさい!」
「あぁん?」
チイチイ弟を足蹴にしまくった足を止めてその方向を不良達は見る。そこには少年が立っていた。
「なんだ小僧お前もいじめられたいのか?」
「小僧じゃないシェインだ!」
不良達は睨んでくる。シェインも負けじと睨む。
「あんさんの敵う相手やない、早う逃げるんや…」
「お前は黙ってろ!」
チイチイ弟は頭をあげて忠告したがすぐさま足で頭を踏んづけられる。
そこでそこで長身で金髪のいかにもオラオラな青年が割り込んできた。
「楽しそうな事やってるじゃねえか♪」
「ひえっお前は…!」
その青年を見ると不良達は突然ビビる。
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