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2話
ご飯とお風呂を終え、寝る前にぼーっとする。
今日も、可愛かったなぁ・・・。
ほんと、可愛かったなぁ・・・・・・。
私のこと、どうしたら好きになってもらえるかな。
顔も可愛い方じゃないし、テストで一番になれるほど頭が良いわけでもない。運動神経もイマイチ。性格は・・・微妙だけど。
「はぁー・・・。まじ男子になりてぇよぉ・・・・・・」
寝転んだまま呟く。
だいたいなんで男子ってあんな距離感バグってんの?私の片思い相手とBLすんなよ・・・。いやもうこの際神木とBLでもいいからしてぇ・・・。
「はぁぁぁぁぁ・・・・・・」
最後に一つ大きなため息を付いて、目を閉じる。
ん・・・?なんか、光ってない?
目を開けようとするけど、魔法にでもかかったかのように猛烈な痛みが襲ってきた。
「いたいっ・・・・・・!」
不思議な力に抗えず、私の意識はぼんやりしていく。
体が勝手に動き出し、光に近づいていく。
「ちょ、やだ・・・!」
体に力を込めようとするけど、震えるだけで何も変わらない。
視界が光で埋まる。それと同時に私は意識を手放してしまった。
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