404人が本棚に入れています
本棚に追加
「大親友・・・?」
私は驚きながらお兄ちゃんを見る。
お兄ちゃんは少し不安そうな顔で私の顔を見てきている。
それは、そうで・・・。
だって、私は・・・
だって、私は・・・
「嫌・・・!!!」
そう、大きな口を開けて叫んだ。
「私はお兄ちゃんとも真理姉ともきょうだいになりたい!!
本当のきょうだいになりたい!!!」
「うん・・・。」
「今でもきょうだいだけど・・・でも、本当のきょうだいになりたい!!!
私、お兄ちゃんと真理姉と本当のきょうだいになりたい!!」
「うん・・・。」
私が昔からよく言う言葉を、今日も言う。
今日は叫びながら言う。
「お母さんに聞いてみる・・・!」
「あの2人は、いつも否定してるけどね・・・。」
「入籍しないつもりなのかな・・・。」
そんな怖いことを考えて、私は不安になりながらお兄ちゃんを見詰め続ける・・・。
「お兄ちゃんは・・・私のお兄ちゃんだよね?」
何度聞いたか分からない言葉をお兄ちゃんに言うと、お兄ちゃんは優しい笑顔で私を見詰め・・・頷いてくれた。
最初のコメントを投稿しよう!