プロローグ

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プロローグ

俺は高校に入学して、”その人”に出会った。 最初は窓越しに見かけた。美しい金髪が印象的だった。 肩まである長い髪が、風になびく。 「大丈夫か?」 ――見返り美人。 って! 「サイズがおかしい!!」 「は?」 俺、一ノ瀬猛(いちのせ たける)を庇ってくれた”その人”は、声と肩幅がイメージと違っていた。 恋のきっかけなんて、こんなものだ。 そして、この恋は、気づくのにとても時間がかかってしまった。
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