感情から書く脚本術 カールイグレシアス著 島内哲郎訳

5/5
14人が本棚に入れています
本棚に追加
/74ページ
サスペンス、緊張感、不安 危機的状況の不可避性を明確にすること 7秒で起爆する爆弾、燃料が切れそうな飛行機、酸素が無くなりそうな潜水夫、倒壊寸前の橋など たとえ爆弾であっても、一ヶ月爆発しないのであれば緊迫感は得られない。 緊張感を与えるために、爆弾の存在を読者にだけ教えて、読者優位の状況を作った方がいい。 成功するのか失敗するのか(危機の不確実性)、ドキドキする キャラクターへの共感+危機的状況の不可避性+危機の不確実性=サスペンスなのだ。 一回だけではダメだ。勝ち続けるのもダメ、負け続けるのもダメ。勝ったり負けたりがいい。 ヒロインが怪物から逃げる 怪物が追いついてくる ヒロイン、車にたどり着く! 鍵がない! 鍵を見つけた! ドアを開けようとして鍵を落とす! 鍵を拾い上げドアを開ける! なかに入り間一髪でドアを閉める! エンジンがかからない! 怪物が窓を叩く! エンジンがかかる! ヒロインが怪物を煙に巻いて逃げる!
/74ページ

最初のコメントを投稿しよう!