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童話先生からけちょんけちょんの評価
『バズ(主人公の神様)はどんな姿をしているかイメージできていますか?
顔つきや背格好、服装など、童話として世に出す時に、画家さんに説明できますか?
どんなところに住んでいて、どんな道具を使うのか、
やまだ町やくぼた町の「街並み」もイメージできていますか?
作中に何もかも書くわけじゃないにしても頭の中でイメージできているかよく考えてみてください。
童話の世界では、言葉で伝えながらも、絵と映像で読者は受け取ります。
おとな相手の小説を書く人は正しい文章(言葉)だけで、お話を作ってしまいがちです。
そこのところをよく考えながら書いてください』
イメージが浮かぶようにか、子供の言葉で伝えるのは難しいなぁ。
『バズがグレに頼み事をしに行った時、『グレが作った雲の方が少し上手だった』のを見た後、すぐにグレがバズに話しかけます。
まず、バズがどう感じたのかを書いてください。グレに対する感情がわかると、頼みに行った時の気持ちもわかってきます』
→あー、心理描写の抜けだ(前に褒められたのに(笑))。
『空を飛んでいたバズは、シュン(人間の少年)を見つけると降下した』
大人は「こうかした」で、「降下」を思い浮かべることができますが、子どもには分かりません。
童話にするには、「こうか」以外の表現で、ひらがなで書いても子どもがわかる言い方に変えてください』
これが、童話最大の問題であり、難しいところです。子供がわかる表現に直すには、すごい語彙力が必要です。
類語辞典で調べる方法もありますが、完全理系脳の私には、論文に書くような難しい言葉しか思いつかないので、難しいですね。
「童話は文系の人にしか書けない」
勝手な私の結論ですby出雲(個人の感想です)。
『短い中で二転三転するストーリーは読解が難しいですし、結末として、バズの行動が徒労に終わるのがモヤモヤします。
バズがシュンの説明を聞かずに「まかせとけ!」と飛び出すなら、解決しなくても今の結末で面白いです。
童話だからと言って、読後感のいいハッピーエンドじゃなくてもいいですが、真面目にやって徒労に終わるストーリーは、童話には不向きです』
↑
やはり、童話には童話の書き方がある。とは言っても、これは、小説にも通じるものなのだろう。
なるほどと思うことばかりだ。
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