現実に目覚めて

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しかし少女校長チイチイはイーダの気功波を手で受け止めてしまった。 「ウチは良えけどウチの可愛い子供達に手出した罪は重いで」 そして握り潰してしまう気功波を。 「悪かった悪気は無かったんだ…」 イーダはたじろぎ謝りまくる。 「悪意の塊に限ってそう言うこと言うねん、ウチの元カレもおとんに対してこう言よったわ、以来こう言う言葉聞いたら虫唾が走るねん」 そしてチイチイは放つ究極の浪速技を。 「浪速ハリケーン!!」 「うわああぁ!!」 竜巻がイーダを襲う。 イーダは目を回し空中をグルグルと回される。 そして放り出された画面外に。 「イーダ!アンタはWNIガールズの永久利用停止や!!」 「そんなああぁ!」 そしてイーダのアカウントは消されて彼はWNIガールズを遊べなくなった。 「くそっ、くそ……」 イーダは泣き崩れた。俺にとってはゲームが唯一の居場所だったのにそれをも無くしてしまったらどうやって生きていけば良いんだよ…。 イーダはそう思った。
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