学校卒業後

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イーダは高校時代では底辺として過ごしていた。 イーダにも優しく声かけしてくれる女子に思いをよせていた。 「おはようイーダ君!」 「おはようマユカちゃん…」 こう挨拶をくれた後他のクラスメイトにも挨拶していくマユカちゃん。それもとびきりの笑顔で。 (良いなああんな子が僕の恋人だったらなあ…) イーダは思った。 しかししかしそんな子が僕なんかと付き合ってくれるわけがない。 それはイーダが一番よくわかっていた。 教室につくとイーダの席には花が飾られている。 一種のいじめだ。 机の中はめちゃくちゃで、腐ったパンとか置かれている。 ゴキブリまで。 モブのクラスメイトはニヤニヤしてイーダを見ている。 (そんな予感はしていたさ…)イーダは思った。 それとそれと、別のクラスにフォウストという男子生徒がいた。 フォウストは背が非常に低く色々コンプレックスを持っていた。ある意味イーダに近いものをイーダ的には感じていた。 (彼なら僕と友達になってくれるかもしれない) イーダはそう思ってフォウストのところに行ってみた。
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