7人が本棚に入れています
本棚に追加
/110ページ
覆面が破かれ地に落ちる。
覆面の真の姿を見て3人は衝撃を受けた。
「「中山理雄!!」」なんと覆面の正体は中山理雄だった。かつてWNIのエースとして君臨し登場回数も多かった。今は登場回数は少なくなっているがWNIで上位にあるWNI能力は健在である。
「イーダよ!今のお前なら一人でやれるはずだ、俺は嫁と2人の子供に海外旅行に連れて行かなければならない、普段は売れっ子のイラストレーターだからな、じゃあアディオス!!」
りおりおはこう言うと筆を回す。
すると花びらが周囲を舞っていつの間にかりおりおは姿を消してしまった。
「あの男余計な真似を……」ファウストは歯軋りする。
(りおりお…やっぱりりおりおは男前やなあ…)チイチイは自分の子供だけにりおりおの成長を喜ぶ。
いっぽう、イーダは悲しみに暮れる。
(あのりおりおが結婚している!?俺やチイチイ弟と似た雰囲気を感じていたのに…!しかも2人の子持ち?それも、海外に行ける程のお金持ちなのか…!あわよくば告白しようと思ってたのに…!誰も相手がいなかったら僕がりおりおと繋がろうとしていたのに………っ!)
そうイーダはりおりおに恋をしていた。
相手がいなさそうだが色々な経験から壊れたイーダにはどうでもよく、りおりおを隙を伺って奪おうとしていた。
そしてりおりおとBLになる事を想像して毎晩毎晩自分を慰めていた。
しかしりおりおはすでに所帯持ちであった。
またも失恋したイーダ。
もしりおりおに相手がいなかったらイーダと結ばれていたかも知れない。
『りおりお!僕と結婚してくださいっ!』
とイーダは告白するりおりおに。
そう言われた時りおりおはどんな反応をするのだろう?
最初のコメントを投稿しよう!