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それよりそれより、今は戦わなければならない。
相手は因縁のライバルファウストだ。
「ファウストお前を倒す!」
「倒す?お前ごときが?この俺を?」
ファウストは笑う。
イーダは気功波を放つ、笑うなと言う意思表示だ。なおファウストは気功波を手で払い退けてしまう。
「お前の異能など俺には効かん!」ファウストが反撃を開始する。
「お前がその気なら僕だって!!」
イーダもまた飛び込む。
(こんなチビになら僕の力でも勝てる!!)
イーダはそう確信していた。
そして両者の位置が入れ替わり互いに背を向ける。
「くくく……」ファウストは余裕の笑みを漏らす。
「ぐああああぁ!!!」
なおイーダからは無数の傷がつけられそこから大量の血が噴き出された。
そしてファウストはイーダに振り向いて彼を見下ろす。
「お前が俺に刃向かうなんてな俺も見下されたものだな」
ファウストは両手に鉤爪をはめ込んでいた。
そうファウストは小柄な分身軽で俊敏な動きで相手を翻弄する事が出来る。
「学生時代から底辺で負け犬だったお前に俺を倒す事は出来んのだ!」
そしてファウストは鉤爪を上に上げて一思いにイーダを引き裂こうとする。
(イーダはんが危ない!ウチを助けに来てくれとんのに!)
チイチイはもがくが拘束されていて身動きは出来なかった。
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