急展開

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しかししかし、ファウストの素早さが一枚上手で、勢いで良い勝負に持っていく事は出来たが徐々にイーダが押されてしまう。 「ハッハッハー!どうしたどうしたさっきの勢いはぁ!!」 ファウストは笑いながらイーダの体を切り刻む。 手出し出来ないイーダ。 (イーダはんが押されよる!ウチが動けたらファウストなんか一発なのに!イーダはん負けたらあかんでこんな奴に!ウチと戦うつもりで来たんやろ!?) 見ているチイチイはイーダを応援する。 自分の子供に等しいWNIキャラに対して強い対応で臨んでいたイーダを敵対視していたチイチイ。しかししかしチイチイ弟を助けたのは聞いたので根は悪い奴では無いと確信はしていた。 もとい、許そうか許さまいか揺れている彼女ではあるが。 体力を段々と削られ防戦一方となるイーダ。 しかしそんなイーダには奥の手があった。 「リバースアタック!!」「ぶはっ!こいつまだそんな力が…!?」 イーダはこれまで受けた分のダメージをファウストに与える。 ファウストは初めてイーダに傷つけられる。 しかしイーダの怒りはこれでは収まらない。 「ファウストよ!僕はお前のせいで大事な友人を失い、女の子に残すであろう童貞を下衆な男共に奪われたんだ!これまで受けた僕の屈辱!そのままそっくりお前に返してやる!!オメガリバース!!」 イーダは屈辱と心身の痛みから集められた最終兵器、オメガリバースでファウストにトドメを刺そうとした。
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