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初めて君の名前を見たとき、胸がときめいた。なんて読むのかはわからなかったけれど、その名前が輝いていた。
会ってみたい。
そう思って、道ゆく人に君を重ねた。
すべての人に、君を期待した。
ここに君は来るはずで、性別まではわかる。けれど年齢まではわからない君を、今日僕は待っている。
君の名を見つけたその瞬間から。
君の名前に入っている色の物を、僕はあの日に買って帰り、君色の折り鶴が僕のデスクの上にあり、君色の花が僕の家で咲いている。
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