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もう一つのプロローグ
みなさん、こんにちは。はじめまして。森城氷太です。
この街で森城カフェ店をオープンしました。どうぞご贔屓にしてくださいね。
俺は全身鏡の前に立ちにっこり微笑む。白シャツに黒のパンツを穿き黒色のエプロンをつける。少し明るめの髪に軽くパーマをかけた毛先にワックスをつける。
あはは、自分で言うのもあれだけど、今日も俺はかっこいい。白くて透明感のある自慢の肌にこの髪型が似合っている。
ねえ、俺にこっそり教えてくれ。あなたが恐怖のどん底に突き落としてやりたい奴のことを……。
おっと、失礼しました。美形な俺がこんな野蛮な言葉を使うとびっくりしますね。
この俺がにっこりと微笑みを浮かべあなたの憎む人達を恐怖のどん底に突き落としてあげますよ。そして、あなたも……。
森城カフェへようこそ。氷太はあなたの味方ですよ。それとも……。まあ、ご来店してからのお楽しみですよ。
皆様のご来店を心よりお待ちしております。
俺のカフェと似た匂いのする近所のさやカフェが目障りだな……。
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