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双極性障害とは
『これだけは知っておきたい双極性障害』加藤忠史著より抜粋。
『双極性障害とは躁状態とうつ状態が繰り返し表れる病気です。双極性障害では「気分の浮き沈み」をはるかに超えた激しく病的な症状が一定期間に表れて、困った問題が次々に起こります。
「自分に不可能なことはない」と異常な高揚感に見舞われたかと思うと、一転して「自分は生きていること自体が他人に迷惑」とふさぎ込む。両極端な状態に振り子のように振れるのが双極性障害という病気です。
20代から30代に発症することが多く、発症頻度はおよそ100人に1人弱、と決してまれな病気ではありません。双極性障害の場合、患者数の男女差はほとんどありません。
躁やうつのエピソードは周囲からは「性格的なもの」だと誤解されてしまうこともありますが、双極性障害は「性格的なもの」ではありませんし、「気のもちよう」や「心がけ」で治るものではありません。治療が必要な「脳の病気」です。』
(11頁)
『躁状態ではこんな症状が表れます』
(私の該当症状を抜粋)
●本人が感じていること
・なんでもできるような感じがする
・いつもより力強くしゃべれる
・仕事をバリバリこなせる
・頭の回転が速くなり、次々と良いアイデアが浮かんでくる
・エネルギーに満ちあふれてじっとしていることが難しい
・ほとんど眠らなくても大丈夫
・何ごとにも自信満々になる
●家族や周囲から見ると
・お金を湯水のように使っている
・自分の意見をとうとうと述べて、周囲の人と衝突する
・異常によくしゃべる
・すぐ怒り、攻撃的になる
・暴言を吐いたり、暴力的になることもある
・食欲が亢進することもある
(18頁、19頁)
『うつ状態ではこんな症状が表れます』(私の該当症状を抜粋)
●本人が感じていること
・ずっと眠い(過眠)
・何に対しても興味が持てない。おっくう
・物の見方が否定的になり自分を責めてしまう
・疲れやすく、休んでも疲れがとれない
●家族から見ると
・元気がない
・朝からぐったり疲れている
・自分はダメな人間だなどと否定的な意見が増える
・人との接触を避けるようになる
(24頁、25頁)
●「混合状態」
『躁状態からうつ状態へ、またうつ状態から躁状態へかわるときなどに、躁とうつが混ざって出てくる「混合状態」が表れることがあります。
例えば、活動的になって興奮し、絶えまなくしゃべっていても、気分は最低でひどく落ち込んだりします。また、「死にたくなる」ほど憂うつで気分が沈み込んでいるのに、焦燥感にかられて歩きまわるなど、気分、行動、思考がそれぞれバラバラになって表れます。』
(30頁、31頁)
私の双極性障害の処方薬は、気分安定薬ラモトリギン(ラミクタール)、非定型抗精神病薬リスペリドン(リスパダール)がメイン。あとは、睡眠薬のニトラゼパム、抗不安剤のアルプラゾラム(ソラナックス)です。
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