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見てられないのはあやとのほうだったかもしれない。やつれてしまった。 時々遠い目をしては,ハハッと笑い、仕事に打ち込む。病的だった。 あやとは、生涯でたったひとりの最愛の人を亡くしたのだ。自分自身医者でありながら救えなかった。 七瀬の病気を治すために医者になったのに…目標も,生き甲斐も一度に無くなった。
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