side郁斗

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「あや…と…?」 「七瀬!起きたか!ほんっとうによかった‼︎けど俺,無理するなってあれだけ言っておいたよな!?何してんのマジで。俺の方が心臓止まるかと思ったし。俺の言うこと聞けよ頼むから。だいたい七瀬はさぁ…」 「ごめ……ごめ…さい…ごめんなさい…ごめんなさい」 七瀬は何度も謝り続ける。 「はっ、、、俺の方こそごめん言いすぎた…けどな,七瀬。俺はお前が心配なんだよ無理して倒れたりさ、マジで勘弁してくれよ、、、電話来た時焦りまくったし、血溜まりに倒れてる七瀬見つけた時は自分を恨んだよ。」 七瀬は少し震えていた。 「なぁ七瀬、ちゃんとご飯食べてるか?」 気になっていたことを聞いてみた。すると、思いっきり目を逸らしながら 「た、食べてるよ」と七瀬。 これは…絶対食べてないやつだ。あやとは確信した。だが、七瀬に対して頭ごなしに叱っても恐怖を植え付けるだけだということは幼なじみであるあやとにはわかりきっていた。それほど、彼女の心の傷は深いのだ。
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