はじめに

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はじめに

 こんにちは、あるいはこんばんは(のっけからパクっていくスタイルです)。  ななせハチミツ(彩月志帆)です。  Twitterとかではちょいちょいつぶやいてきましたが、実は結構、海外暮らしが長いです。 「〇〇では〜」て海外自慢する人、ネット界隈では「出羽守(でわのかみ)」って呼ばれて嫌われるらしく、ビビリだからあんまり海外風吹かさないようにしてるんですけどね。 例)パリではこんな粗悪品、チーズって呼ぶ人いないよ? みたいな。  そんな私が、一番長く暮らしたところが、フィリピンのマニラです。  うん、なんかその、全然カッコ良くないですよね(笑)    それで、序章として、フィリピンに駐在した人の間で、有名な格言(?)を紹介したいと思います。  誰が言い出したのかは知らないけれど、私的に、言い得て妙だと納得の一言。  それは… 『マニラ赴任は三度泣く』  一度目は、赴任が決まったとき。 「そんな所に行きたくない〜!」と、大抵の人が泣くのだそうで。  なぜってやっぱり、イメージが良くないですよね。  海外暮らしといえば、花形はまぁ、ニューヨークとかロスとか? 欧州もカッコいいですね。ロンドン、パリ、デュッセルドルフ……  格下感が否めない(失礼)東南アジアでも、バンコク(タイ)とシンガポールはちょっと別格で、ちやほやされている、気がする。  で、マニラですよ。  まぁ、海外赴任に憧れがある人ほど、失望感半端ないんじゃないかなと……拝察します。  今の時代、赴任が決まったら、まずネットで調べますよね。で、またズドーンと、テンション下がるわけです。  マニラといえば、最近はあまり聞かないけれど、いわゆる(労働)3Kです。「キツい」「きたない」「危険」。個人的には、更に「くさい」を足して、4Kとしたいくらいです。私が赴任したのは約15年前なので、今よりもっと悲惨なマニラ市街の様子が、ネットにわんさか溢れていました。
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