魔王軍開発局は今日も騒がしい

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――ここは魔王軍開発局。魔王様の世界掌握のために日々あらゆる兵器や魔人を研究開発している。  「えー今年は待望の新人が2名もやってきました。みんな拍手ー。」  わーぱちぱち。  「ではそれぞれ自己紹介頼むよー。」  局長に促され、新人が自己紹介を始める。  「えー、ヒガシです。人間です。王国軍の軍人やってました。あまりにもブラックだったので、福利厚生がしっかりしている魔王軍に転職しました。スパイとかではありません。本気で王国滅ぼしたいです。よろしくお願いします。」  「ひゅー。動機が重くていいね!魔王様も色んな意味でドン引きしてたよー。じゃ、次行ってみよ。」  「はい!ニシです。エルフです。禁忌魔法使いまくってたら、呪い付けられて追放されちゃいました。死にかけを魔王様に助けられて、魔王様殺そうとしたらボコボコにされて、気が付いたら今ここ状態です。多分記憶が半分なくなってます。よろしくお願いします。」  「はーい、こっちもクレイジーだねぇ。戦闘力は魔王様お墨付きで、何やってもほぼ死なないらしいから、みんな可愛がってねー。」  よろしくー。  「…さて、自己紹介も終わったし。早速お仕事始めようか!」  「「はい!」」  開発局のドタバタお仕事の始まり始まり。
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