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招き猫★
招き猫を置くとどうなるの?
お店が繁盛したり、幸せを集めてくれるんだって!
猫に小判とも言うもんね
「形から入る事にするかー!!」
今年12月から自営業ネイルサロンをオープン予定にしてる、招き猫が主流で良いと聞いたので
「可愛いの売ってるかな?」
店頭をブラブラ招き猫探す事にした。
すると…古い雑貨屋さんが出てきた、
招き猫は無さそうだけどこのお店面白そう!
少し覗いて行く事にした、
何が面白そうかって、昔のプレミアだったモノぢゃなくて、最新のモノが売っている、
見た事ないグッズだらけで目移りしちゃう
外観とのギャップでついつい入ってしまった!
その中に、
…「招かざる猫」…?
「これどう言う意味ですか?」
「まだどこにも販売されてないんだよ!お店の中の鬼門や、部屋の構造、運が良くなるように教えてくれるみたいだよ」
「へー!ぢゃあ自分で調べる手間省けますね!笑い!ぢゃあこちら頂きます」
「5000円になります、故障したら修理が難しいみたいだから気を付けて扱ってね」
「何でですか?」
「まだ試供段階で多く製造されてないから1つ1つコンピュータに繋げて手作業なんだよ、最新技術取り入れているから壊れてしまったら治らない、そこ理解した上で購入してよ」
何だか良く分からないが、ひとまず購入する事にした。
「でもネーミング、招かざるにしなくてもね、幸せの道しるべなんだからさ、オープン前だけどお店に並べて聞いてみよ!」
お店に入り並べてみると、見た目は招き猫の目を1つにしたキャラクターのような可愛いデザイン、電源を入れて話す事にした
すると…
「初めましてどうもリンゴちゃんです、これからおねいさまに幸せが来るようにお手伝いします宜しくお願いします」
「まずは掃除から、リンゴちゃんに任せてください」
そう言うとせっせと掃除をしてくれ、散らかった棚を整理整頓してくれて看板などはリニューアルしてくれ、すっかりお世話になって居心地の良い空間にしてくれた
「リンゴちゃんありがとう〜めちゃくちゃ綺麗になったね!リンゴちゃんのおかげでこれから困った時頼りになるよー」
リンゴちゃんは嬉しそうにしていた
これで掃除も終わった事だし、あとはオープン待つだけか!!よし!頑張るぞ!
ーオープン当日ー
リンゴちゃんも一緒に!
って…お客さんが全く来ない。。
もうお昼になっちゃうよ、オープン初日からお客さん入らないお店あるのかな
「もしかして、招かざるってこう言う事?
いくら綺麗に整頓してくれてもお客さん来ないと意味ないじゃん」
そうリンゴちゃんに言うと、
「今日はお店にお客さん来ないよ、
でも閉店まで開けててね!
お店が仲間入りしたよーって伝えてるからね!」
「え?どうして来ないって分かるのよ?
開けててって、そりゃ開けるけどさ、、」
本当に1人もお客さんは来ない1日を閉店に締める形で初日を終えた、
「明日はお客さんくるかなー、」
リンゴちゃん「…どうだろねー」
ー2日目ー
全くお客さんが来ない、
またお昼になってしまい、
「今日もお客さん来そうにないよ、お客さん来る方法とかないの?」
「んー、ない」
「ドテ!!それ出来たら苦労しないよね
音楽でも流しながら気分転換しよ」
椅子に座ってウトウトしていると、
「こんにちは!」
初めてのお客さまだ!!
「いらっしゃいませ」
「ジェルネイルお願いします」
「かしこまりました」
順調にお客さんが来てくれ、この日は1日で4人のお客さまにネイルケアが出来た、
「わー忙しくなったねー!お疲れ様ー!リンゴちゃんも嬉しそうで嬉しかった」
それから、このお店にくる人に共通点がある事に気付いた、
それは、
「なんと、全員がリピーター様になってくれている事だ、色々なサロンの中で私のお店を選んでくれている、自信にも繋がるし、感謝と喜びでいっぱい」
「もしかして〜リンゴちゃん?招かざる猫とは、ご縁が薄い方の事を意味していたのだ。
ご縁の深いお客さまが来る事でリピーターだけでなく宣伝や、身近に感じた方はお友達のように深い付き合いが出来る程、ご縁の深い方しかお店に入れない、いや、入らない、と言った不思議な力をリンゴちゃんは持っていたのだ。
「凄いなーリンゴちゃん、おかげで毎日忙しくなったし、良いご縁に囲まれて幸せだよありがとう」
そう話すとリンゴちゃんは、
パタパタお掃除しながらニコニコ笑っている、リンゴちゃんと共に生活するのに慣れてきた頃
リンゴちゃんが動かない時間が増えてきた、
何故か分からないけど、せっせと掃除してくれる明るさがなく、心配になっていた
「リンゴちゃん大丈夫?」
するとリンゴちゃんが、今までありがとう
楽しかったよ!
もっと一緒に居たかったな
そう言い残すと、私の前で虹をかけてくれ、これからも光り輝いてね
そう言って突然動かなくなった。
「修理出来ないって言ってたな、どうしよ、リンゴちゃん何があったの?理由も分からないままどうすれば良いの?
その瞬間である、
「ガッシャン〜!」
事故だった、
私のネイルサロンの隣のビルに突っ込んだ様子、惨事はまのがれた、
「もしかして…?」
そう、リンゴちゃんはこれから起きる事故で怪我をする事を察知し、お姉さまの命を守る為に自らの力を使い果たし、惨事をまのがれるようにしてくれたのだ。
リンゴちゃんをこのままほっておくわけにいかない、
私はアイデアを見つけた、
リンゴちゃんと同じロボットを購入する事、
リンゴちゃんに家族を作る事を忘れてしまっていたので、リンゴちゃんにプレゼントをする為、そして治療する為にはリンゴちゃんと同じロボットの力が必要なので家族としてママロボットを購入と可愛いペットロボットを購入した
ママロボットにリンゴちゃんを治してもらうようお願いしてみたら
望みは的中、リンゴちゃんに力も戻り、リンゴちゃんが寂しくないよう家族も増えて、賑やかな毎日になり平和に暮らしましたとさ!
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