番外編6:俺はいつでも初代様の犬です(初代×犬)

1/1

339人が本棚に入れています
本棚に追加
/79ページ

番外編6:俺はいつでも初代様の犬です(初代×犬)

番外編6:俺はいつでも初代様の犬です(初代×犬) ※ワンクッション! こちらのお話。ガバガバファンタジーなので好き勝手色々しております。 このお話の特殊タグ 【時代逆行】【男性妊娠】 ただし、Twitterお喋りなのでR18要素は皆無なのでご安心ください。 もう少し、ネタが尽きるまで「初代様」のお喋りにお付き合いください。 ーーーーー再会後120年後くらい 犬「うぅ、うぅ(気持ち悪い、死ぬ)」 初代「おい、大丈夫かよ」 犬「ぁい…うぇっ」 初代「つわり、か(こればっかは回魔法じゃ、どうしようもねぇからな)」 犬「はぁ、ずみばぜ」 初代「あ?なんだ。犬。なんでテメェが謝る」 犬「はぁ、しょだいざま…さいぎん」 犬「はぁ…ふーー」 初代「何か飲むか?」 犬「少し、落ち着きました」 初代「寝てろ」 犬「あの、初代様。俺がお相手をできないせいで、お一人で処理をされていますよね」 初代「あ゛?こんな時に何言ってんだ、テメェ」 犬「俺のせいで、初代様が我慢をしなければならないのは…う、ぅ。づらいでず」 初代「おい、何泣いてんだよ」 犬「じょだいざま。どうが、だれが、お相手を、お付けくだざい」ボロボロ 初代「…お前はソレでいいのか」 犬「うぅっ、」 初代「泣くほど嫌なら言うなや」 犬「ううっ、ずみばぜん(初代様に我慢を強いているのに、俺ときたら)」 初代「俺は…お前以外とヤっても逆に疲れるから嫌なんだよ」 犬「ぅえっ、ぞうなんでずが?」 初代「…あぁ」フイ 犬「(初代様は、俺以外だと夜伽は疲れる…?そ、それなら!)あの、初代様!」 初代「なんだ(急に元気になりやがった)」 犬「か、過去の俺をお使いください」ぺこ 初代「…は?」 犬「俺が過去に戻って初代様にお会いしたように、初代様も元気な頃の俺の所へ行き、その俺を処理にお使いください。そうすれば疲れずに済みます」にこ 初代「(こ、コイツ。本気で言ってんのか?)お、お前はソレでいいのかよ?」 犬「はい、俺ですので」ぺこ 初代(マジかよ…どういう神経してんだ) 犬「過去の俺ならば、きっと喜んで初代様のお相手をすると思います」 初代「お前、本当に嫌じゃねぇのかよ」 犬「あ、はい。俺ですので」 初代(過去の犬、か。少し気になるな)チラ 犬(やっぱり時代の逆行も出来るなんて、初代様は凄い)にこ 初代「(今の顔。すげぇキた)わかった。いいんだな?」 犬「どうぞ。俺に許可はいりません。どの時代の俺も初代様の犬です」にこ 初代「…お前は、俺のツレだろうが」耳朱 犬「あ、はい。ツレです(俺って、未だにツレなんだ)」 初代「…じゃあ、まぁ…過去のお前を借りる」 犬「はい。気を付けて行って来てくたさい」 初代「お前は寝てろ」 犬「はい」 ーーー過去 初代「…この時代は、ちょうど犬が暗殺者を殺した辺りか。まぁ、この時代の“俺”なら、見つかっても簡単に倒せるな……ん?」 初代『おい、犬!さっさとメシの準備しろ!』 犬『はい!』 初代「…なつかしいな」 初代『ったく、また同じスープかよ。芸がねぇな」 犬『す、すみません』 初代(…材料がねぇんだろうが) 初代『おい、メシ食ったらすぐ風呂に入る。準備しとけ』 犬『あ、はい』タタ 初代(…まずメシを食わせてやれ) 初代『おい!風呂ぬりぃんだよ!舐めてんのか!」 犬『すっ、すみません!』 初代『おい!あちぃっ!殺すぞ!』 犬『あっごめんなさい!』 初代(…殺してぇ) ーーーーーー夜 初代『今晩は、テメェが見張れ」 犬『は、はい』へろ 初代「(へばってんな……昼間があれじゃあな)ったく、仕方ねぇな」     ○ 犬『(ねむい、でも。ダメだ。ねたら、暗殺者もまだ居るかもしれないし)』 初代「おい、犬」 犬『っ!あ、初代様(あれ?なんか、雰囲気が)』 初代「俺が見ててやるから、お前は寝てろ(ヤんのは明日でいいか)」 犬『…(ちがう)』ス 初代「おい、どうした。い、」 犬『だ、だ…誰ですか。ま、また…しょ、初代様を狙って、るんですか」 初代「は?(なんで、コイツ。俺に剣を…)」 犬『初代様は、殺させない』 初代「おいっ!(ヤバ)」 犬『っえ。う、うそ。外した?(あ、どうしよう。この人、俺じゃ絶対に敵わない。どうしたらいい…このままじゃ、初代様が)』 初代(うそ、だろ。犬が、俺に剣を…)ショック! 犬『しょ、初代様は、こ、ころさせない。絶対に殺させない』 初代「っ!」 ーーーーどの時代の俺も、初代様の犬です。 初代「…は、確かに。そうだわな」 犬『な、なんですか。どうして。あ、あ、貴方は初代様と、おなじ顔を、してるんですか?ま、魔王ですか?それとも、』 初代「…お前、よくあんなクソ野郎に付いて行くな。気がしれねぇよ」 犬『!う、うるさい!なんだ、お前!お前に、初代様の、何がわかるっ!』 初代「…」 犬『はぁ、はぁ(こ、こわい。殺される。絶対、おれ、この人に勝てない)』 初代「萎えた」 犬『へ?』 初代「じゃあな、犬」ぽん 犬『っ!(あ、頭を撫でられた)』 初代「…あーあ。犬に、噛まれちまった」スッ 犬『え?あれ?消えた…なんで?』 ーーーーーー ーーーー ーーー現代 初代「…」ス 犬「あれ、初代様。忘れ物ですか?」 初代「…」 犬「あれ?頬から血が出てますよ?どうしたん…っ!」 初代「…犬」ぎゅう 犬「え?えっ!ど、ど、どうしましたか!?初代様!どこか具合でも悪いですか!」 初代「…俺の犬は、お前だけだった」 犬「へ?(初代様、泣いてる?)」 初代「…犬、お前は」 犬「は、はい」 初代「ずっと、俺の犬だったんだな」 犬「え?」 初代「寝る」 犬「あ、はい」 初代「お前も寝ろ」 犬「はい(あ、初代様。機嫌は良いみたいだ)」 初代(これが、俺の犬)ぎゅ 犬「ひーる」(小声) 初代(……俺の犬は、コイツだけだ。コイツだけ) 初代様。剣を向けられてショックやら、犬が本気で自分を守ってくれて嬉しいやら。過去の自分の態度に腹が立つやら。 感情大洪水状態。 ちなみに、寝て起きたあたりで犬が過去の記憶を思い出して、土下座する。 犬「すみません!俺っ!初代様に剣を!…うぇっ」 初代「もういいから寝てろ(俺の犬)」
/79ページ

最初のコメントを投稿しよう!

339人が本棚に入れています
本棚に追加