700人が本棚に入れています
本棚に追加
「どっちがどれだけなんて、関係ねえんだよ。欲しくて欲しくて、自分のものならそれでいい」
「……んっ!!……ア、ディ」
「Honey?」
ゾッとするくらいに低く甘い声が、カレンの耳に染み込んだ。
ふわ、ととろけそうに笑ったカレンが、ちゅ、とシンブリードに口付けて。
「好き――……」
お返しのように舌ったらずにつぶやいたそれに、ぐ、とカレンの体内でシンブリードが巨大化した。
「……壊れちゃ、う、よ、ぉ……んっ」
20センチの身長差と、シンブリード自身の巨大さは、カレンにとってはそこそこの負担だ。
ほんの少しシンブリードが動くだけで、カレンの身体に電気が走る。
既に腹を突き破りそうになってしまったそれに、はふ、とカレンが苦しそうに息をした。
最初のコメントを投稿しよう!