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ずる、と内壁を擦られ、コリコリと中の膨らみを擦られてはあり得ないほど身体中が痺れ。
「あ、あ、……」
殺そうとしても、自分の濡れた声が聞こえて、それにすら刺激になる。
ハヤセは何もかもに煽られて、既に狂いそうだった。
ぐ、と太くて熱い何かが腹に当たり、ずる、と肌を擦った。
いつの間にか後ろからは指が抜かれ、物足りなさにハヤセの唇が小さく震えている。
「欲しい？」
こくり。
もう、理性なんてどこにもなかった。
欲しい。
欲しい。
欲しい。
挿れて、貫いて、突いて。
いっぱいに、満たして。
「欲し、欲、しい――……」
次の瞬間。
ハヤセの反り返った背中を、荻野が掬い上げた。
「あ、……あ――……」
ハヤセのもう空っぽになった彼自身は、ただただ揺れて震えるだけだ。
何、この気持ちが良すぎる、これ。
脳が、……溶ける――……。
腰を掴まれ、揺すられ、突き上げられ。
ハヤセは震える腕で荻野の首を引き寄せた。
「もっと、もっと……速、く……突いて――」
耳元で低く呟けば、体内の荻野が膨れ上がった。
「お前……」
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