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快楽に慣れようとしないのか、この身体はいつ抱いても新鮮な反応を示して、どこまででも荻野を煽り、絞り上げようとする。
「……いつから、こんなこと思うようになったかな、俺は」
「……い、……」
「ん」
涙目で喘ぎ、唇の間から震える舌を覗かせるその様が妙にエロい。
「……ぃ、きた……」
やっと助けを求めるように、自分の首に腕を伸ばしてきたハヤセの背中を掬い上げてやる。更に自分自身がキツい体内で弾ける寸前なほどに肥大したのを感じながら、同時に強張ったハヤセの滑らかな肌を抱きしめ、荻野が満足気に低く呟く。
「もっとか?」
「い、い、も……と……」
くす。
「イけよ。……ほら」
ペロリと消えないうなじの傷を舐めて、うなじの傷の横にある、黒子を模したという小さなタトゥーを見て。
「もっと感じて、エロく俺を煽って?」
満足げにピアスだらけの耳元で囁きながら、ハヤセが一番感じるところを続け様に擦ってやると、
「――――……」
「……んとにお前は、めっちゃくちゃ色っぽい」
びく、びく、と暫く指先を強ばらせたハヤセの身体から、すう、と力が抜け、荻野は大切そうにその身体を抱きしめた。
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