1.採血
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1.採血
私は採血が嫌いだ。 注射器の針は容赦なく、肘裏の柔い皮膚を貫く。 そして刺さる痛みの強くなる中、血はチューブを流れ容器を満たしてゆく。 赤黒い、私の血。 そんなもの、見なければいいだけじゃん。 この話をすると、必ずそう言う人がいる。 確かにそれは正しい。 しかし、なぜだか私には、見ないでいることができないのである。
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