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月陽を慰めたい瑞穂
その日の次の朝、月陽は学校を休んだ。瑞穂は心配そうに空いた月陽の席をずっと見つめている。
瑞穂「…そんなにおへそがなくなったのが悲しかったのかな。おへそがなくなるのは普通はありえないけど、月陽の気持ちはわかるよ。」
いつもは元気に登校する月陽のこともみんな心配していた。瑞穂が1番気にしていたのは給食の時間だった。
瑞穂「あ、今日はぶどうのゼリーがある。先生、そのゼリー、もう1つもらっていいかな?」
沢城「星乃さんの分でしょ?
…みなさん、今日のゼリーは斉乃さんがいただいてもよろしいでしょうか。」
瑞穂がゼリーをもらおうと他の人も月陽を心配そうにみんなうなずく。瑞穂は先生からゼリーを受け取るとそれをランドセルへ入れた。
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