勇者。魔王国へ

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勇者。魔王国へ

ついに、勇者が出発した。 魔王も、少しばかりの軍隊を送った。 それで、倒せると思ったからだ。  しかし、甘く見ていた。 大量の褒美を待っていた勇者が気合を入れていたのだ。 本気を出した勇者は、次々と魔王の軍隊を倒していく。 そこまでは、勇者の快進撃だった。 一人の魔人がこう思ったのだ。 「負けてばかりでは嫌だな〜。」 と。 そこで、声を掛け合い勇者に圧勝した。 勇者は、トボトボと国に帰り、再起を図った。 ーーーその頃の魔王城 姫は、いつもどおり遊んでいた。 パフェを食べながら、魔王側を応援した。 「よし!そこせめて!」 「いいよ!」 「よしよし!」 とうるさいぐらいに言っていた。 魔王は、こう思った。 「可哀想な国だな…」
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