夢で見た夜景

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僕は最近、不思議な夢を見る。 どのような夢かというと白い布のようなものが赤い血のような色に染まる夢で、この夢が意味するところが僕には理解できない。 夢の内容はあやふやな場面が多くて、どのような状況なのかもよくわからない。 ただ、どこかの高層階のビルで、窓から夜景が見える部屋の一室での出来事のようだった。 僕の名前は『志月(しづき)』、静岡の高校を卒業して東京都内の4年制の大学に入り、情報工学科でコンピュータ関連の技術を学んだ。 大学卒業後は、大学で学んだコンピュータの技術を生かせる東京都内のIT系企業に就職した平凡な27歳の男子会社員だ。 僕は東京都内の賃貸アパートに住んでいる。 大学時代の友達とは今でも時々会っていて、夏は海に行ったり冬はスキーに行ったりしている。 友達の中に『涼玖(りく)』という男友達と『真雪(まゆき)』という女友達がいて、この2人の友達とは特に仲が良くて、週末金曜日に仕事が終わってから飲みに行ったりしている。 僕は涼玖と真雪はお似合いのカップルだと思っていて、僕はできるだけ2人の邪魔をしないようにしたいと思っていた。 ある週末の金曜日、涼玖と真雪と僕の3人で新宿の居酒屋で飲むことになって、僕が新宿駅前の待ち合わせ場所に行くとまだ2人は来ていなかった。 少しすると真雪が来て、 「志月、待った?」 と声をかけてくれた。 「いいや、まだ来たばかりだよ!」 と答えると、 「涼玖に連絡取ってみようか?」 と言って、スマートフォンからメールを送ったようだった。 少しすると真雪が、 「涼玖は少し遅くなるみたい…  先に行ってて…だって!」 と教えてくれたので、真雪と僕は2人で居酒屋に入ることにした。
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